2015年04月07日 一覧

椎間板ヘルニアの治療は保存療法が基本?

突然起こる腰の痛み、俗にぎっくり腰といったりしますが、これって本当につらいものです。

ひどいと寝返りさえ打てなくなり、身動きできなくなります

こうした時はトイレに行くのも一苦労だったりします。

ですが、通常のぎっくり腰の場合、しばらく静養すると治るものです。

まあ、ひどいぎっくり腰でも一週間もすれば何とか歩けるようになります。

しかし、このぎっくり腰がじつは椎間板ヘルニアが原因の場合もあります。

椎間板ヘルニアは骨と骨との間にあり、

クッションの役割をもっている椎間板が壊れて引き起こされるものです。

だから、筋や筋肉が原因と見られるぎっくり腰と比べると、なかなか厄介なものなのです。

この壊れて飛び出た椎間板が神経を圧迫すると坐骨神経痛を引き起こしたりします。

足のしびれや痛みなど様々な症状を引き起こします。

こうした椎間板ヘルニアの治療ですが、いくつかの方法が知られています。

大きく分けると保存療法手術療法があります。

このうち椎間板ヘルニアの治療として一般的なのは保存療法です。

保存療法と言うのは、まあ簡単に言うと根本的な治療はせず

自然治癒に任せるということです。

ですから、ブロック注射で痛みを抑えたり、シップを貼ってごまかしたり、

牽引や電気などの対症療法を行います。

これでは無理なほど重篤な症状の場合、手術治療ということになります。

手術療法ではヘルニアを切除したりするなど、

原因の根本を除去することができます。

しかし、手術療法でも再発が起こる可能性が高いのがヘルニアの特質です。

椎間板ヘルニアの治療というと、かつては手術が多く見られたのですが、

医学的知見が増すに従い、自然治癒力が見直されたため、

保存療法が主になっています。

いずれにしても、ヘルニアには出来るだけなら無いように予防することが重要です。

そのためには腹筋、背筋を鍛えるなどして、普段からの予防を心がけることです。

また体重増加にも注意しましょう。